いよいよ入院1日目。その③
<入院1日目>
手術に備えて浣腸も済み、恐怖の点滴注入。
ガンガン入れるから少し痛いかも~と看護婦さんに言われたけど
言われると気になっちゃって痛い気がしちゃう(´Д⊂ヽ
この後のスケジュールを発表されました。
13:00 事前麻酔を打つ
↓
14:30 手術
↓
手術終了後、処置室で安静にする
↓
部屋に戻り、夕食を食べる
こんな感じ。
そして血圧を測った後に、これまた恐怖の事前麻酔。
どうやら麻薬を筋肉注射、ふわふわした気持ちにさせるらしいです。
「筋肉注射」
こわ~っ!!!(; ・`д・´)
絶対痛いやつですよね。
看護婦さんに何度も「痛いですか!?(´゚д゚`)」と聞きました。
痛いに決まっているのにw
看護婦さんもやれやれと思っていたことでしょう。
よくわからない薬を肩にぶさりと刺され、
思いっきりもまれて気を失いそうでした。
「これが一番痛いかもね~」と看護婦さんも言っていましたが、
今思えば本当にそうだったかも。
事前麻酔を打ってからは、しばらく横になっててね~と言われ、
ごろごろしていました。
特になにか変わった感じもなくでしたが、
14:00「検温の時間です」の放送を聞いて、
体温計を取ろうと体を起こしたら
あれ?なんかふわふわするな~と。
横になり目を閉じてみたら、なにかがおかしい。
なんというか大きな波のようなものが、いくつもいくつも覆いかぶさってくる感じ。
なんだかよく分からないけど、なんとなく気持ちも悪い。
そのうちなんとも言えない、気分の悪さというかじっとしてられない感じ。
これおかしいね…。いや、やばいかも…。
ビッグウェーブきまくりだったので、ナースコール。
「なんか…気持ち悪いで…す…」と伝えたところで意識が朦朧としてきました。
看護婦さんが「あれ?○○さん?大丈夫??○○さん!」と慌ててる。
「なんか…意識が…遠い…で…す…」と言うのが精一杯。
私はどうなっちゃってるんだろう…。
力入らないし…。
慌ててる看護婦さんの
「あ!どうしよう!脈が測れない!点滴早めるね!しっかりね!!!」
「え!上64?微弱になってるね」
という声は聞こえているのに、
「は…い…」」と力入らず。
頭の中はしっかりしているんです。
「なんかドラマみたいじゃない?…死ぬの?私…」
「人間ってこんな感じで死んでいくのかな…」
とか思ったりして。
たくさん色々頭の中でしゃべってました。
でも言葉にならないし、体も力が入らない。
私、どうなるんだろぉ~~~( ゚Д゚)
そんなこんなでしばらくして意識がはっきりしてきました。
シャワーを浴びたくらい汗かいて、気持ち悪いのが分かるくらい。
「なんか少し楽になってきました…」と看護婦さんに報告。
「ほんと!良かった~!大丈夫?!」と安心されていました。
看護婦さん曰く、多分効きすぎてしまったのでは?と。
手術が終わった後に同じ看護婦さんが
「事前麻酔は弱ペチロルファンのに過敏反応をしてしまうかも?今後手術とかあった時は、事前に伝えた方がいいかも?」と、丁寧に色々書いたメモをくれました。
メモには
弱ペチロルファン1ml
ショック注意
・血圧低下
・冷汗
・意識低下
とてもきれいな字で書いてありました。
親切な看護婦さんに感謝です。
確かに「ショック状態」だったよ!
怖い体験でした。
正直その後の手術への恐怖心が薄れるくらい。
そういう意味では、事前麻酔は正解だったかな。
大概の方はショック状態にはならないと思いますので、
心配しすぎないようにしてくださいね。
ただ私のような状態になる方もいるかも?と思いましたので、
記録に残しました。
意識も戻り、血圧も少し上がってきたので
「じゃあ手術の準備しましょうか!」とのこと。
えぇ~!こんなことがあったのに、すぐ手術するのね( ゚Д゚)
手術担当の先輩看護婦さん登場。
「大丈夫??大変だったみたいですね~じゃあ車いすで行こうか」と
体を起こしてくれました。
まだふんわりとはしていて力が入りづらい。
「わぁ~!汗びっしょりだね!着替えようか!」と手術着を交換してくれました。
そんなこんなで手術室へ向かいました。