中等度異形成と診断されて
精密検査の結果を受け、まず最初に思ったのが
子宮頸がんは遺伝するのか?
でした。
私は母を子宮頸がんで亡くしました。
そして私の中等度異形成がわかり、やはり遺伝的なものもあるのかな?と。
母が診断を受けた時にはステージⅢbで、どのような経緯で患ったのか?などは考えるような状態ではなかったので、あまり子宮頸がんについて考えることがありませんでした。
今回、中等度異形成と診断されたことで子宮頸がんについて調べてみました。
子宮頸がんは「子宮がん」の一つで、頸部にできるもの。
体部にできるものは子宮体がんになります。
今回は頸がんについて書きますね。
・比較的、検査や観察がしやすく発見しやすい。
・早期発見できれば治療しやすく予後がいい。
・症状ができにく
・異形成の状態を数年経てがんに進行する
そして一番知りたかったこと。
子宮頸がんは遺伝など関係ない。
原因となるのはほぼ100%、HPVウイルス(ヒトパピローマウイルス)ですべての女性の約80%は一生に一度感染しています。
性交の経験がある女性ならば、誰にでもおこりうる病です。
ハイリスクと言われる発がん性の型があり、その型のHPVウイルスに感染していると
がんに進行する可能性が高くなるそうです。
それでも 感染=がん ではないこと、
何年も経過してがんへと進行していくということを知っておくのが大事だと思います。
そう考えると、定期的な検診で早期に発見でき、重症化を防げるということです。
検診で早めに発見できれば、本当にラッキーだと私は思います。
私は3人の子どもを出産しました。
その都度産院で、子宮頸がんの細胞診を行っていました。
今まで引っかかったことはなかったです。
末っ子を妊娠して以来、性交渉はありません。
となると、私の場合約10年近い年月を経て、中等度になったと思われます。
もしかすると、検査で引っかからなかっただけかもしれないけど、
でもそれぐらい数年かけて異形成になっていくようです。
異形成の状態では、無症状の方が多いようです。
私自身も、特におかしいと思った症状等はありませんでした。
そもそも、生理不順、出血が多い、生理痛がひどい…というのは、
個人差があり、長年付き合ってきたものなので異常なのか?もわからないですよね。
でも、だからこそ、少しでもおかしいな?って思うことがあったら、
受診した方がいいと思います。
それを機に、定期的に受診するというきっかけになると思うからです。
そうでもないと、婦人科受診はハードルがとても高いと感じます。
3人産んでる私でも、やはりハードルが高い!
できれば行きたくないです。
でもこれから2人に1人はがんになる。という時代になり、
少しでもリスクを回避する必要があると思います。
やっぱり病気になるのはつらい。
治療も痛いし、お金もかかる。
なにより精神的にきつい。
本人はもちろん、家族も色々ある。
少しでも早期に発見できれば、負担も時間も軽減できると思います。
改めて、あんなことやこんなこと
色々考えることができる機会が与えられたということは、
今回とてもよかったと思います。
不安や怖さはありますが、
それでも少しでもいいことを発見していこうと思います。